留学なしでIELTS7.0? 大学の授業はほぼ英語? 国内でグローバルな進路を歩むRuitoにインタビュー! 〜リンガハッカーズメンター紹介〜

コラム
留学なしでIELTS7.0? 大学の授業はほぼ英語? 国内でグローバルな進路を歩むRuitoにインタビュー! 〜リンガハッカーズメンター紹介〜

リンガハッカーズ(以下リンガ)になくてはならない大事な要素の一つが、グローカルメンター(以下メンター)の存在。
ちょっと年上のお兄さん、お姉さんであるメンターたちは、英語を教えてくれたり、進路相談に乗ってくれたり、生徒を優しくサポートする心強い存在です。

そんなメンターたちは、いつから英語を学びはじめたのでしょう? どんな思いを持ってリンガに関わっているのでしょう?「リンガハッカーズメンター紹介」と題して、各メンターにインタビューし、詳しく話を聞いていきたいと思います!

今回インタビューしたのは、2021年からリンガハッカーズのインターンとして働くRuitoさん。リンガハッカーズを生徒として受講していたRuitoさんは授業をどのように大学進学に生かしたのか、さらに現在はメンターの立場としてどのようなことを意識しているのか、詳しくお話を伺いました!

インタビュアーは、同じくメンターのNagisaです!
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インタビュアー:Nagisa

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山梨県甲府市出身。幼少期を富士吉田市で過ごしたため、富士山はソウルメイト。
山梨学院高等学校を卒業し、現在は青山学院大学で英米文学を学習中。
日本神話が好きで、暇な時間があれば古事記を読んでいる。趣味は神社巡りと刺繍をすること。

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授業はほとんど英語で行われています

Nagisa:本日はよろしくお願いします! Ruitoさんは現在中央大学に在学中ですよね。どのような勉強をされているのですか?

Ruito:大学では国際経営学を学んでいて、日本国内だけでなく世界的に有名な企業について、その方針や特徴を研究しています。一つの企業について学期を通して調べて、他の企業と比較し、企業をもっと良くするための方法を提案して、企業研究や国際関係を学習することが多い学問です。学部には留学生が多く在籍していて、授業はほとんど英語で行われます。

 

Nagisa:最近の授業で、おもしろいなと感じた体験はありますか?

Ruito:毎週、グループごと環境問題や地域復興に関するプレゼンを行うAcademic Englishという講義があり、それが強く印象に残っています。グループごとにアンケートを取ったり、ウェブサイトをつくったりし、最終的にはクラスの前で発表をするというものだったのですが、限られた時間や材料の中で完成の形まで持っていくのはとても大変でした。ですが、クラスの前でプレゼンをするという経験を積むことができ、自分の意見を効果的に伝える方法を学ぶことができたと感じています。

授業で作成したWebサイト

Nagisa:そうなんですね! その中で大変だったことや学んだことはありますか?

Ruito:先ほども話した通り、私の学部には外国人留学生が多く在籍しています。グループワークをすると、必ずその内の数人は海外からの留学生になるんです。留学生たちとのグループワークは、言語が異なるだけでなく考え方や議論の進め方も違うことが多くあって、意見の食い違いが起きてしまうことも何度かありました。この経験から、違う意見に対して否定から入るのではなく、まずは相手の意見を受け止めて考えることの大切に気付くことができました。異なるバックグラウンドを持つ人と一つの発表を完成させることの難しさや、人との関わり方も学ぶことができたと感じています。

さらに、留学生と日本人学生とでは持っている知識の分野が異なり、知識を補い合うことも多くありました。国際経営学の講義では、国境の概念を超えて話をするために、まずは自分の国についてしっかりと話せることが大切になります。自国のことが分からなければ、他国と比較もできないからです。しかし、議論をする中で自分が日本についてあまり知らないことに気が付きました。世界のことを考えるために、まず日本について知識を深めておくことが重要だと考えています。

英語の楽しさを糧に

Nagisa:そもそも、Ruitoさんはどうして国際経営学を学ぼうと決めたのですか?

Ruito:将来、得意な英語を活かして働きたかったため、それまでに必要なスキルを大学で身につけたいと考えたからです。そこで、国際関係に関する学部や、授業が英語で行われるところに志望校を絞り込みました。先生と面談を重ね、自分に合いそうな学校や学部を探し、現在自分が通っている中央大学を選びました。

 

Nagisa:Ruitoさんは、留学経験なしでIELTS7.0のスコアを持っていますが、いつから英語学習を始めたのですか?

Ruito:両親の意向で、生まれた時から英語に触れる生活を送っていたんです。ディズニー英語システム(DWE)を使ったり、インターナショナルスクールの幼稚園に通わせてもらったりと、日常生活で使う言語はほとんど英語でした。なので、英語そのものへの拒否感は全くなく、自然に受け入れることができていました。幼稚園年中のころに英検準2級に合格し、小学校4年生で英検2級を取得しました。ただ、小学校に入学すると急激に英語を使う機会が減り、スピーキングとリスニングが落ちてしまったんです。その時に、(リンガハッカーズプログラム監修の)嶋津さんの運営する塾の存在を知り、小学校2年生のときに参加するようになりました。

 

Nagisa:そうなんですね。嶋津さんの塾はRuitoさんにとってどんな場所だったのですか?

Ruito:英語を「楽しく」学べる場所でした。小学校に入学してからは、英語を座学でしか学ぶことができず、つまらないと感じるようになっていました。しかし、また英語が「楽しい」と思えるようになったのは嶋津さんのおかげでした。

ちなみに、当時この塾に通っていたのは中高生がほとんどだったので、私はずっと年上の人たちと一緒に勉強をしていました。年上のお兄さん・お姉さんと競い合いながら勉強できるというのがすごく楽しくて、負けないようにと頑張った記憶があります。私はすごく負けず嫌いで、何が何でも1番になりたいといつも思っていたんです。周りに負けたくない、という気持ちでここまで勉強をしてきていて、これが私が勉強を頑張れる秘訣なのだと思います。

左から3番目がRuito

Nagisa:そうだったんですね。受験期はどのように過ごしていたのですか?

Ruito:高校では勉強に集中するクラスに在籍していました。自分がやりたいことを見つけるというよりは、偏差値をどれだけ上げられるかに重点を置いた授業ばかりだったので、いざ受験をするとなったときに「自分は何をしたいんだろう」と疑問を抱くようになりました。ですが受験期には自分のことを考える時間がほとんどなく、将来のことを考えて得意科目を伸ばせる学部を選びました。

実は私は、高校2年生まで理系のクラスに所属していました。そのためあまり得意ではない数Ⅲや物理をメインに勉強していたのですが、ある時、大好きな英語の勉強もできないくらい自分が追い詰められていることに気付いたんです。そして、自分は大学生になってからも今のように辛いと感じながら理系の勉強を続けていくのか、と考えるようになりました。そこで先生に相談して考えを打ち明けたところ、文系に進路を変更することに賛成してくれました。こうして、高校3年生から文系に進路を転換することになりました。

 

Nagisa:理系から文転するのには勇気が必要ですよね。そして、Ruitoさんが高校3年生になる年に、コロナの流行が始まったんですよね。

Ruito:そうなんです。理系から文系になることで勉強しなければならない科目も大きく変化します。やっと文系の授業を受けられる、と思ったところで緊急事態宣言が発令され、半年近く学校の授業がなくなってしまったんです。オンライン授業は始まりましたが、先生も生徒も不慣れな状態で、授業数も1日3時間くらいで、受験生にとって十分な授業とは言えませんでした。

そこで、勉強に対するモチベーションの高い3人で集まり、毎日その中の一人の家に集合して勉強をしていました。勉強は別の部屋でやり、休憩時間に再集合してみんなで休む、という感じでお互い支え合っていました。それぞれが得意な科目を授業形式で教え合ったり、励まし合ったりできて、受験勉強を乗り越えることができたのだと感じています。

 

リンガで英語の楽しさを再確認

Nagisa:Ruitoさんは受験期にもリンガハッカーズの受講を続けられていましたよね。リンガの授業をどのように活用していたのですか?

Ruito:高校では、受験のために黙々と勉強する授業ばかりでした。その中で、英語の「楽しさ」を再確認できるリンガの存在はとても大きなものでした。リンガには大学生メンターがいて、それぞれ違った進路選択をしていたので、自分の知らない道を歩んでいる姿はとても刺激的でした。

 

Nagisa: Ruitoさんは大学入学後にリンガのメンターとなり、授業を受け持ったりやスライド作成に携わったりしていますよね。最近ではイングリッシュキャンプや講演のお手伝いなど対面でのイベントにも参加していますが、メンターとしてどのようなことを意識していますか?

Ruito:「生徒」としての視点を忘れないように意識しています。自分が生徒だった時にどういう先生の授業が好きだったとか、どんな授業が好きだったかを思い出して、それを目指した授業づくりをしています。私は、学校で学ぶ「英語」も大事ですが、英語を話す楽しさや、自分の意見を相手に伝える大切さも知ってほしいと考えています。学校では、意見を発表する機会は少ないですよね。わざわざ手を挙げて意見を言わなくても生活できちゃうんです。ですが、大人になるにつれて、率先して意見を言うことが重要になってきます。その準備として、中高生のうちから発言することに対する抵抗感を少しでもなくしてもらえるよう、積極的に挙手をしてほしいと考えています。

また、リンガハッカーズで働いていると、生徒や一緒に働いている仲間からたくさんの刺激を受けることができます。生徒たちは色々な目標を持って努力を続けていたり、インターン生たちはそれぞれ自分の信じる道を生きていたりと、「自分」を持った人と関わることができます。その中で、「自分」ってなんだろう、と改めて自分のことを見つめなおす良い機会になっています。

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Nagisa:最後に英語学習を頑張る中高生にメッセージをお願いします!

Ruito:私は、英語は科目の一つではなく、自分が全く知らない世界に入り込むためのツールであると考えています。試験で良い点数を取りたいから、などという目の前の目標ではなく、英語を勉強して将来何をしたいのか、またどう英語を使っていきたいのかを考えて勉強していってほしいです。

中高生という年齢は、自分のやりたいことを探すのにはうってつけの年代なんですよね。私は、英語は将来の選択肢の幅を広げてくれる存在であると考えています。文系に進んでも、理系に進んでも、どちらでも英語は必要になります。なので、自分の選択肢を広げるために英語を学ぶことが大切です。座学だけで学ぶのではなく、英語のディベート大会や国際競技に参加してみるなどして、実際に英語を使ってみてほしいです。その中で新たな気付きをすることができたり、自分のやりたいことを見つけたりすることができるかもしれません。そして、英語を使って話すことを怖がらず、楽しさを知ってほしいと考えています!

 

Nagisa: Ruitoさん、ありがとうございました!

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