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リンガハッカーズの想い

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リンガハッカーズ誕生秘話

リンガハッカーズプログラム監修者、嶋津幸樹。このプログラムは、彼の挑戦と挫折の中から掴み取るようにして得た「英語学習の理想」を詰め込んで生まれました。

17歳で英語塾起業、言語学分野トップのオックスフォード大学院の合学といった華やかな経歴の裏には、数多くの挫折、そして「こうしておけばよかった」という反省がありました。その挫折や反省をもとに、理想の教育の形として編み出されたのがリンガハッカーズです。

ここでは、そんなリンガハッカーズの誕生に至るまでの物語をご紹介します。

Learning by Teaching

教えることで学ぶ

山梨県の片田舎、世界に出るという選択肢は一切なく、与えられたことをこなし、周りの期待に合わせながら何となく人生を送っていました。
高校2年の夏、全てを覆す転機が訪れました。それは「教えることで学ぶ」こと。
僕の人生ストーリーはこの言葉に集約されています。

偏差値53、よくいる片田舎の17歳は、後輩に英語を教えはじめて偏差値が飛躍的に上がった経験から、人に教えることで学ぶことをコンセプトとした寺小屋的な私塾を始め、学生起業家として会社を設立することになったのです。

自宅で英語を教え始めたときの様子

自宅で英語を教え始めたときの様子

生徒が生徒に教え、学び合うスタイルが話題を呼び、高校卒業時には生徒数100名を超えました。主体的に人に教える生徒ほど学力と偏差値を伸ばし、教え子が続々と英検や大学に合格していきました。

教え子の集い

教え子の集い

「彼らにとって目指すべき存在(ロールモデル)であり続けたい」 そう思った僕は、言語学分野の世界トップ、イギリスにあるオックスフォード大学院で学ぶことを決心しました。英語力があれば、世界に通用することを伝えたかったのです。会社を売却して、海外大学院進学の条件を満たし、次のステップへのコマを進めていきました。

Obstacles

意気揚々と渡英。しかし…

オックスフォード大学院の合格通知を握りしめて向かった先では、圧倒的な格差、そして乗り越えることのできない幾多の壁が立ちはだかっていたのです。

オックスフォード大学院のカレッジで開催される交流会で、僕はさっそく手痛い洗礼を受けます。話しかけて自己紹介をしようにも、誰も僕に興味を示しませんし会話が続きません。話の輪に入ろうにも、会話の内容も分からなければスピードも早く、理解するのがやっとです。僕の話す英語はといえば、スピードはゆっくりでカタカナ発音、内容も薄い。山梨にいた頃は人が群がるように寄ってきていたのに、ここでは僕と話したがる人は一人もいませんでした。

オックスフォード大学のカレッジでの交流会

オックスフォード大学のカレッジでの交流会

合格に必要な英語のスコア獲得に精一杯だった僕は、この時初めて「合格に必要な英語スコア」は、ここでは議論どころか単なる会話にすらついていけないレベルであることに気づき、愕然としました。

そして何より、英語だけをがむしゃらに勉強してきた僕は、もっと重要なスキルの欠如に気づきます。それは、「自分は何者でなぜここにいるのか」「これまでの人生がどのように自分に影響してどのような考えを持っているのか」「どのような人々と議論・協働した経験があり、どのように社会貢献を果たしてきたのか」といった問いに答えるための、自分自身を理解し、それを言語化する能力でした。

オックスフォード大学院で、上品で早口な英語をまくしたてる同級生や、明確な人生ビジョンを持って自分がここにいる理由を語れ、何よりクレバーで面白い留学生たちを見て、強烈な劣等感に襲われました。

何もかもが想定外の世界でした。夜は全く寝付けず、息苦しさと劣等感と拭いきれず時間だけが進んでいく。生まれ育った山梨とは何もかも違うこの世界、なぜ僕はここにいるんだろう?

New Goals

挫折からの大学院変更

人生最大の挫折と圧倒的な劣等感に襲われながらも、今の自分に何が必要かを考えに考え、次の挑戦を模索し続けました。そして、世界で通用する英語教授法の国際資格(ケンブリッジCELTA)の取得、そして教育分野で世界大学ランキング1位のロンドン大学教育研究所を目指すことにしたのです。

ここでの経験は、英語学習の理想を考える上で示唆深いものとなりました。

大学寮のフラットメイトは全員中国人。英字新聞を回し読みしながら英語で議論するほど学びに貪欲で、僕に対しては第二次世界大戦について日本人の立場としてどう思うか議論を仕掛けてきました。日本人である僕以上に日本の歴史について詳しく、さまざまな教養を持ち合わせて議論する中国人学生を目の当たりにして、グローバル社会では彼らと対等に戦わなければならないのだと痛感しながらも、日本からグローバルに出ていく時に必要な力について考えさせられた出来事でした。

英語教授法の授業も衝撃的でした。初めての模擬授業で、僕が一方的に話す予備校スタイルの授業は、最低評価を受けました。そんなスタートから、生徒から主体性を引き出す授業や、議論で始まり議論で終わる授業といった、英語教授法のテクニック1つ1つを丁寧に吸収し、分析していきました。この世界で通用するために必要なスキルは何か?それを授けるための授業とはどんな授業だろうか?自問自答を繰り返しました。

The Best Way

英語学習の最適解に辿り着く

3年を費やし、目指していた英語教授法の国際資格、ケンブリッジCELTAを取得、そしてロンドン大学教育研究所修士課程を修了しました。英語力もIELTS8.0を取るレベルになりました。そして遂に、理想の英語学習のあり方に辿り着いたのです。

その1憧れの存在

17歳で立ち上げた塾の生徒たちが先輩の姿を見て勉強を頑張り、飛躍的な成長を遂げたように、身近に「ロールモデル」と呼ばれる、目指すべき憧れの存在がいることは、英語学習の強いモチベーションになります。心理言語学の権威Zoltán Dörnyeiの提唱する”L2 Motivation Self System(第二言語動機づけ自己システム)”でも、「第二言語を使ってこんな風になりたい」という自身の理想イメージは、言語学習への動機付けを生み出すとされています。

その2英語で学ぶ

イギリスで僕が打ちのめされたように、英語自体を学ぶことを繰り返していても世界では通用しません。英語を学ぶのではなく、英語で何かを学ぶこと。英語を使い世界のさまざまな事柄を学ぶことで、多様な価値観を持つ相手と、対等に議論できるための知識や思考力を身につけることに繋がります。

その3グローカル3技能

異なる文化背景を持つ人たちが集まる場においては、自分はどんな人間なのか、なぜここにいるのかを伝える必要があります。相手はそれを聞いて、関係を構築するに値する人物かを見定めます。そして、多国籍集団の中で自分の意見を表明し、相手の文化を理解しながら、対等に議論することが求められます。

そのために必要な力を、「自分と向き合う力」「他者と向き合う力」「社会と向き合う力」の3つに分解し、「グローカル3技能」と名付けました。受験勉強や語学スコアでは求められないこれらのスキルは、英語の4技能に加えて、これからますます重要になってくる能力です。

これらの理想を、まずは3日間の短期プログラムに詰め込みました。これが「白熱イングリッシュキャンプ」です。

English Camp

白熱イングリッシュキャンプで
アジアNo.1英語教師に

白熱イングリッシュキャンプは、グローカル3技能である「自分と向き合う力(メタ認知・目標設定・振り返り)」「他者と向き合う力(議論・協働)」「社会と向き合う力(知識・教養・批判的思考・意見表明)」の育成を目的に設計しました。

そして、参加者のロールモデルとなる海外大学生を集めました。参加者は、彼らが専門とする学問を英語で学び、そこで学んだことから白熱授業を作り上げ、最終プレゼンテーションで全員に対して授業をします。学問を追求する面白さやワクワクを体感できるキャンプです。全国で白熱イングリッシュキャンプを開催し、多くの中高生に圧倒的な原体験を提供してきました。

イングリッシュキャンプ

イングリッシュキャンプ

そして2017年、世界最大の教育企業Pearsonから僕は1通のメールを受け取ります。メールの内容は、世界で最も革新的な教育を届ける英語教師を選出する「ピアソン英語教育ティーチャーアワード」に、アジア・オセアニア地域で僕が唯一選ばれたという知らせでした。受賞の決め手となったのは、白熱イングリッシュキャンプ。17歳で私塾を始めてから10年。多くの挫折と挑戦が報われた瞬間でした。

LinguaHackers

リンガハッカーズの誕生とその先

アジアNo.1英語教師は、僕の最終到達点ではありません。むしろここからが始まりとすら思っています。「憧れの存在」「英語で学ぶ」「グローカル3技能」の3つの要素はそのままに、日本中どこに住んでいてもオンラインで参加ができる、日常的な学びのプログラムを作りました。それが放課後インターナショナル リンガハッカーズです。

リンガハッカーズに詰め込んだ英語教育の理想はこちらで全てご紹介しています。憧れの存在に出会い、自分と同じように切磋琢磨する仲間が全国から集まるコミュニティで、英語を使って広い世界を学びます。生徒の中には、勉強の目的、さらには人生の目標が全く変わってしまう人も少なくありません。

こちらの図をご覧ください。僕が描く未来の学び舎は、誰もが学びの主人公になり、好きなことに没頭できる、人間と自然とテクノロジーが融合した空間です。人種や年齢を問わず老若男女が集い学び合い教え合う、視覚映像と本に囲まれ、自然発生的に起こる共創的な学びの空間です。ここでは、好きなことを学べる「自由」と、誰もが学べる「平等」のマインドセットが根底にあるのです。

未来の学び舎

未来の学び舎

リンガハッカーズには、理想の英語学習にとどまらない、未来の学びの姿が投影されています。そしてこれからも進化を続けていくプログラムです。僕の人生をかけた挑戦は、まだまだ始まったばかりです。

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