嶋津幸樹の面白語源シリーズ④

タクトピアの英語教育エキスパート・嶋津幸樹がオススメする英語学習法、それは英単語の『語源』を知ること。漢字に『偏(へん)』や『 旁(つくり)』があるように、英単語にも『語源』が存在し、その『語源』を習得することで、各単語の歴史や意味、そして他の単語との繋がりがみえてくるようになるのです! 今回は『語源』マニア・嶋津による語源紹介をお届けします!
PED, POD「足」
数字の語源と体の語源を組み合わせたこちらの単語、centipedeを分析していきましょう!
cent「100」+ped「足」=百足と書いて「ムカデ」と読みます。正解はcentipede「ムカデ」でした。
ちなみにmillipedeはmilli「1000」+ped「足」で「ヤスデ」という意味になります。
今回は体の語源ped, pod「足」を分析していきます。これまで紹介した数字の語源の中にもped, pod「足」の語源を使ったものがたくさんありました。unipod「一脚」bipod「二脚」tripod「三脚」や海岸や河川に設置されている4つの脚を持つブロックのtetrapod「テトラポッド」は「四速歩行の動物」という意味もあります。
他にもped, podがつく英単語はたくさん存在します。
最初の単語はカタカナでもお馴染みのpedal「ペダル」です。足で漕ぐ自転車のpedalのpedの語源は勿論「足」です。 pedalはアクセントに注意すべき単語です。発音記号はこちらです⇨/pédl/
イギリスの横断歩道にはこれ。信号機があるところには必ずあるこちらのボタン。
こちらに書かれているのは
Pedestrian push button and wait for signal opposite.
歩行者はボタンを押し、反対の信号が変わるのを待ちます。
Pedestriansは「歩行者」の複数形です。ちなみにpedestrian bridgeは「歩道橋」
expeditionはex「外に」+「足を運ぶ」ので「遠征
exploration「探検」という単語も同時に覚えておきましょう。explorationは「発見」を目的とした旅のことを指します。そして日常会話でもLet’s explore the city.「どんな街なのか開拓しに行こう」のような意味でよく使います。
足をケアすることはpedicure「ペディキュア」。語源はped「足」+cure「治療」です。足のネイルアートや足のマッサージをすることです。
それでは今週のクイズです。manicureのmanuの語源は何でしょう?【続きはコチラ】