ICUで国際関係を学ぶNanakaはどんなメンター? 〜リンガハッカーズメンター紹介〜

コラム
ICUで国際関係を学ぶNanakaはどんなメンター? 〜リンガハッカーズメンター紹介〜

リンガハッカーズ(以下リンガ)になくてはならない大事な要素の一つが、グローカルメンター(以下メンター)の存在。
ちょっと年上のお兄さん、お姉さんであるメンターたちは、英語を教えてくれたり、進路相談に乗ってくれたり、生徒を優しくサポートする心強い存在です。

そんなメンターたちは、いつから英語を学びはじめたのでしょう?どんな思いを持ってリンガに関わっているのでしょう?「リンガハッカーズメンター紹介」と題して、各メンターにインタビューし、詳しく話を聞いていきたいと思います!

今回インタビューしたのは、今年3月にメンターを卒業して就職したNanaka。
インタビュアーは、同じくメンターのHanaです!
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インタビュアー:Hana

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山梨県甲府市で生まれ育つ。山梨県立甲府第一高校の探究科を卒業後、富山大学芸術文化学部で建築・デザインを専攻。幼少期から洋画が好きで、4歳の頃に観た”Pride & Prejudice (プライドと偏見)”をきっかけに英語の勉強を始める。イギリスを愛してやまない。

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大学での学びに繋がった中国での経験

Hana: Nanakaさん、本日はよろしくお願いします!Nanakaさんは、国際基督教大学(ICU)の大学院を卒業されましたが、大学や大学院ではどのようなことを学んでいたのですか?

Nanaka: 大学では、教養学部アーツサイエンス学科に所属し、国際関係について学びました。また、大学院でもアーツサイエンス研究科で公共政策・社会研究を専攻していました。具体的には、アジア各国と政治に関すること、特に日中関係について深く勉強しました。

 

Hana: その分野に興味を持ったきっかけは何だったのですか?

Nanaka: 私は元々、中国に住んでいました。日本のメディアは、中国の悪い点を映しがちなことがあって、中国に対してあまり良いイメージを抱かないことが多いと感じていました。でも、実際に中国に住んでみるとあまり悪い印象は無く、文化の違いによってギャップが生まれてしまうのだと思いました。他国の文化を知れば、一つ一つの行動の意味や理由がわかって、理解しやすくなるのではないかと思います。

きっかけとなったのは、私が中国にいた時に尖閣諸島問題が起き、日本と中国の関係が悪化したことでした。これまで普通に過ごしていたにも関わらず、日本人であるが故に変わった目で見られたり、タクシーに乗せてもらえなかったりしました。その時に、政治の力が大きな変化をもたらすことに衝撃を受け、政治の仕組みに疑問や興味を持つようになりました。

 

Hana: ICUは、国際関係について学びたい人にとって憧れの大学のイメージがありますが、ICUならではの魅力はありますか?

Nanaka: バックグラウンドがさまざまな人が集まるので、多様性のある大学だと思いました。一人ひとりが尊重される、自分が自分でいられる環境というのは、一つ大きな魅力だと感じます。リベラルアーツは、2年生以降に自分の専門を決めるので、それまでは自由に自分の視野を広げることができるのもいいところだと思います。

 

Hana: なるほど!NanakaさんはICUを卒業されて、この春から就職されるとお聞きしました。新しいお仕事は、どのようなことをされるのですか?

Nanaka: これまで政治を中心に学んできましたが、これからは経済やビジネスに関係した仕事です。中には、政府との交渉や国レベルの大きなプロジェクトに関わることもあるため、似ている点もありますね。国をまたぐ仕事なので、英語を使う機会が多いかと思います。

超ストイックな英語学習法

Hana: Nanakaさんは非常に高い英語力を持っていますが、どのように勉強をしてきたのですか?

Nanaka: 小学校の頃は香港に住んでいたのですが、通っていた日本人学校で、ネイティブの英会話の先生の授業がほぼ毎日あり、少しずつ英語に慣れていきました。次に中国の深圳に移り、インターナショナルスクールに入りました。そこでネイティブの先生による外国のカリキュラムの授業を受ける中で、英語にどハマりしたんです。自分と共通点が全くなかったり、違う言語を話したりする人だとしても、英語を使えば意見を共有できることがとても面白くて、魅力的でした。その後上海に引っ越し、日本人学校に入りましたが、どうしても学校の授業を英語で受けたいと思い、2年後に日本に帰国するまで現地の国際部という所で英語のカリキュラムを受けていました。

 

Hana: 日本に帰国してからは、英語の学習をどのように続けていましたか?

Nanaka: 中学校3年生の時に日本に帰国したのですが、これまで一生懸命勉強した英語はどうしても忘れたくありませんでした。受験もあったので、英検の勉強に励んだり、毎朝英単語を200個覚えたり、洋書を読んで映画を観たりして、毎日努力しました。高校は、東京の中でも特に英語に力を入れているICUHS(国際基督教大学高等学校)を選択しました。

具体的な勉強法としては、朝早くに起きて、昨日覚えた英単語を100〜200個確認してから、新しい単語を100〜200個覚えていました。リーディングは、毎朝英検準一級の長文を毎朝やり、登校してからも読書の時間は一人で洋書をひたすら読んでいました。夜は、音読をひたすら繰り返していました。

文法は、高校2年生の頃から勉強しはじめました。リスニングやリーディングがある程度できる状態で文法を習ったので、仕組みを理解しやすく、全部が繋がった感覚でした。教材としては、日本の中高生が使う問題集をひたすら解き続けていました。分からないところがあれば、先生に聞きに行っていましたね。

 

Hana: なかなかストイックな学習法ですね!継続が難しそうですが、秘訣はありますか?

Nanaka: 毎日やることで自分のルーティンを崩さず、英語学習を習慣化させたことが大きかったと思います。あとは、英語が本当に大好きだったので勉強自体が苦ではなかったようにも感じます。

生徒だけではなく自分自身の成長にも繋がる

Hana: Nanakaさんは、リンガーハッカーズのメンターとして授業を担当されていましたが、授業の中で意識していたことはありますか?

Nanaka: 私はあまり褒めることが得意ではないのですが、授業でみんなが発言してくれた時に、良かった点を見つけてあげることを意識していました。また、私は勉強のことについて話すのは得意なので、こういう勉強方法があるよね!この文法は重要だよね!など、学校の授業でも役に立つような情報を教えてあげられればいいなと思い、授業内で共有していました。

 

Hana: Nanakaさんがリンガーハッカーズを一言で表すと、何になりますか?

Nanaka: 私にとっては、自分を考えさせられる場所だと思います。他のメンターを見て、自分はもっとこうするべきかなとか、生徒の成長を見ながら自分はこうだったなとか、見つめ直すきっかけになっていました。

 

Hana: Nanakaさんは、授業の他にも、メンターとしてキャンプや講演にもたくさん参加されていましたよね。何かエピソードはありますか?

Nanaka: 運営側として参加した講演会のことが印象に残っています。当時は就活中だったのですが、自分のアピールポイントを探すための貴重な機会でした。また、他の大学のことや、ICU以外の学生がどんな大学生活をしているのかを見ることができたので、良い経験になったと思います。

Hana: 最後に、英語学習を頑張りたい中高生にメッセージをお願いします!

Nanaka: 何か目標があったら、難しくても挫けそうでもきっとやりきれると思います。どうしても、日本にいると英語を使う機会が限られてしまうから、間違いを恐れずとにかく話してみることが大切。留学もいいけれど、コストをかけなくても、自分が英語に触れる時間を増やす工夫ができれば、英語力は伸びるはず!

 

Hana: Nanakaさん、ありがとうございました!

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