【インターン卒業生インタビュー】リンガハッカーズ立ち上げに関わり、ロンドン大学大学院を経て名門私立中高一貫校の英語教師になった庄司康介さんが振り返る、リンガの裏側と自身の成長

コラム
【インターン卒業生インタビュー】リンガハッカーズ立ち上げに関わり、ロンドン大学大学院を経て名門私立中高一貫校の英語教師になった庄司康介さんが振り返る、リンガの裏側と自身の成長

2018年に始まったリンガハッカーズ(以下リンガ)。
それは、今までにない理想の英語学習プログラムを立ち上げるという大きなチャレンジでした。
今回は、リンガ立ち上げ時にインターンとして関わり、現在は英語教師として活躍する庄司康介さんにインタビュー。
リンガ立ち上げ当時の様子や、インターン経験を振り返っての自身の成長、英語教師として目指すゴールについてお聞きします!


ゼロからの英語教材作成

-庄司くん、本日はよろしくお願いします!実はインタビュー2回目なんですよね。
(前回の記事はこちら)
そうなんです!卒業後も呼んでいただけて光栄です。

-庄司くんは、リンガ立ち上げ前から携わっていた、いわば「裏側を知る人」なので、そのあたりもいろいろと聞ければと思っています。
任せてください!(笑)

-リンガは2018年4月に始まりましたが、当時庄司くんはどのような形で関わっていたのでしょうか?
リンガの運営会社であるタクトピアにインターンとして入ったのが、2017年の夏。当時は嶋津さん(※リンガハッカーズ開発責任者)の授業のサポート役として、授業中に生徒に声を掛けたり英語を教えたりするお兄さん的な役割で入っていました。
2018年に入って、リンガを立ち上げることが決まってからは、授業中のサポートだけでなく、リンガオリジナルの授業スライドを作ったり、オンライン自主学習用教材を準備したりしていました。
(※リンガハッカーズ開発責任者 嶋津幸樹に関する記事はこちら)

教材作成は本当にゼロから作っていました。内容は使用する教科書に合わせますが、全ページを使うわけではないので、どこを使ってどこをカットするかを嶋津さんと相談しながら作っていきました。

-教材を作る上で意識していたことや工夫していたことはありますか?
まず生徒のレベルに合っているか、ということは意識していました。例えば単語テストで扱う語彙を考える際は、英検何級で使われる単語か、という基準があります。ですが、それだけでなく、授業のときに生徒に「難しかった?」と聞いたり、出題した課題の提出状況をオンラインで確認したりしながら、常に細かいレベル調整をしていました。

他にも、当時は授業で扱うテーマに沿って動画を紹介していたのですが(※)、その動画探しにも工夫がありました。英語のニュース動画や解説動画などを見つけて紹介するのですが、せっかく自分たちが探してくるのでタイムリーな動画を、ということを意識していました。
世の中に良い教材とされるものはたくさんありますが、それが教科書になった瞬間に内容は固定化されてしまいますよね。僕たちは「今」探しているのだから、1週間前に世の中に出たニュースを紹介しようとか、まだ日本で紹介されていない動画を紹介しようとしていました。英語を学ぶとアクセスできる情報が増えることを生徒に分かってもらえるように、との思いです。
ここだけの話、よりよい動画を見つけるのにこだわりすぎて、配信ギリギリになっちゃったりするんですよね。タイムリーな動画を探すためには仕方ないと自分に言い聞かせながら、必死で探していました(笑)

(※)現在動画の紹介はしておりませんが、タイムリーな話題を扱うことは大事にしており、授業で扱う事例や、LinguaHomeの自習課題に生かされています。

 

いつの間にかリーダーに

-まさに初期のリンガのプログラムを作っていた庄司くんですが、インターンの中での役割も次第に変化していったのでしょうか。
そうですね。最初は授業に参加してサポートしているだけだったのが、リンガ立ち上げをきっかけに運営の仕事もするようになりました。運営の仕事も、初めは嶋津さんの指示に従って授業スライドの画像を探してくるようなサポートが主だったのですが、段々と担当する部分が増えていき、次第に僕の方で教材を作成して嶋津さんに確認してもらう、というようにクリエイティビティが求められる仕事が増えていきました。
その後、インターンメンバーが増えたこともあり、最終的にはインターンチームのまとめ役という形で仕事をしていました。

-リンガをゼロから作っていって、役割もどんどん変わっていって、正直大変だな……と思ったことはありますか?
大変だと思うことはありましたが、仕事が嫌だなと思ったことは一度もなかったですね。嫌な後輩とかも全然いませんでしたし、大変でも頑張ろうと思える、いいプレッシャーを感じながらやっていました。

大変だな、と思ったことは実は2回あって、1回目は2018年の夏ですね。リンガが始まって最初の夏でしたが、当時インターンをやっていたメンバーの多くが留学に行ってしまったんです。僕ともう一人だけでリンガの準備をやっていた時期もあって、タイムリーな動画が見つからない!って慌てたりして……(笑)
そこで新しいインターンを採用したあたりから、インターンのチームができて、なんとなく僕がまとめ役のようになってきました。それまでは、嶋津さんもインターンも同じオフィスで一緒に働いていたので、嶋津さんが直接指示を出していて、まとめ役は不要でした。でも、新たに海外大のメンバーを採用したことで、働く場所も時間もばらばらになったんです。なので、嶋津さんの指示を僕が一旦受けて、それをチームの中で展開して、仕事の進捗を管理するという体制ができました。

2回目の大変だった時期は、翌年の春くらいです。これは自分の事情によるものなのですが、同じ年の6月に教育実習、夏には大学院入試の準備が控えていたんです。一方インターンチームは、4月に新しいメンバーが入ってきたばかりだったので、後輩を育成しながらも今後必要になってくる教材作成を先回りして作ったりして。何とか自分が抜けられる環境を作りました。結果的に、行きたかったロンドン大学の大学院に合格できましたし、リンガに戻ってきたら僕がいなくても回るようになっていたので、頑張って良かったと思います。

-その計画性と責任感は、もはや学生インターンというレベルではないですね!
褒められると照れますね(笑)
立場に育ててもらったところはあると思っています。僕が大学4年生になって授業が減ったタイミングとリンガが忙しくなる時期が被ったこともあって、たまたまマッチしたのもありますしね。

-自身で総括してみて、リンガの仕事はどうでしたか?
すっごい楽しかったです。まず子どもが好きなので、生徒に関わることはとにかく楽しかったですし、教材を作る中で嶋津さんや他の社員の方からいろいろなことを教わって、それが自分の勉強にもなりました。他のインターンとの交流も楽しかったですね。インターンのメンバーには海外大学在学中の人もいて、海外の大学院進学を考える上で参考にもなりました。

 

理想の英語の授業を目指して

-庄司くんはリンガ卒業後、ロンドン大学の大学院に進学して、その後英語の先生になりましたね。リンガでインターンをしたことによる影響はありましたか?
ありましたね。インターンを始めた時には英語の先生になることは決めていましたが、大学院に行こうと思ったのは、嶋津さんや他のインターンの影響があったと思います。結局ロンドン大に行って嶋津さんの後輩になりましたし。あとはやはり、英語や英語の教え方はリンガで学ばせてもらいました。

-ロンドン大学ではどんな勉強をしていたのでしょうか?
英語だけではない、教育学を学んでいました。具体的には、答えのない問いを授業で扱うときにどうすべきか、というような授業をとったりしていました。リンガで取り上げるテーマは、最終的に自分の考えを表現するので、答えのない質問がよく出てきます。でも答えのない質問って、時にセンシティブだったりするんです。例えば移民を受け入れるべきですか?とか日本で同性婚を受け入れるべきですか?という話をするときに、そのクラスに移民の子がいるかもしれないし、同性愛者がいるかもしれません。その時に気をつけるべきことや、教え方について勉強していました。

-庄司くん、いや庄司先生はどんな授業を目指しているのでしょうか?
僕が目指す授業は、「気持ちが動く授業」なんです。これは、嶋津さんの授業を初めてみた時から印象的だったことです。生徒は英語を通して世界を見ることや、英語で自己表現することを本当に楽しんでいるんです。そこには英語勉強しなきゃ、とか受験のために、というような目的は生徒の頭にないんです。

リンガと共通しているところは、答えは何でしょう?という問いではなく、あなたはどう思う?という問いを中心にやっているところです。どう思うか、どう考えるかを言えるようになるために、必要な単語や文法は教えますが、ゴールは自己表現することに置いています。

学校の授業がリンガと違うところは、語彙や文法などの基礎の部分とのバランスですね。リンガはある意味学校で学んだ文法や語彙を前提にできる部分もありますが、僕はその前提部分の学校での授業をやるわけなので、もう少し地道な基礎をしっかり教えないといけないとは思っています。最適なバランスを見計らっているところです。

 ロンドン大学で学んだ教室環境づくりや雰囲気づくりと、リンガで学んだ英語で世界を広げたり、英語で自己表現したりすることに没頭できる教え方を組み合わせて、気持ちが動く授業を作っていきたいですね!

庄司さん、ありがとうございました!

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