【イングリッシュキャンプレポート】Lingua Franca English Camp in Shiga 2025 Spring

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【イングリッシュキャンプレポート】Lingua Franca English Camp in Shiga 2025 Spring

みなさんこんにちは! 2025年3月にリンガフランカ・イングリッシュキャンプ in 滋賀が2泊3日で行われました。本記事で、運営として参加したインターンに、キャンプの様子や参加者の学びについてレポートしてもらいました!

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今回のイングリッシュキャンプのテーマは、 “What does your dream school look like?(あなたの理想の学校とは?)”でした。世界各国の教育制度を参考にしながら、自分たちの理想の学校を創造し、参加者一人ひとりが「教育とはどうあるべきか」という非常に重要な問いと向き合った3日間でした。そんな熱い3日間の様子を具体的な活動内容とともにレポートしていきます!

1日目:初対面の仲間とともに英語のシャワーを浴びる!

今回は、小学生・中学生・高校生合わせて30名が参加してくれました。もともと知り合いだった生徒もいて、会場にセッティングされた席では、友達同士で楽しそうにおしゃべりしている姿が見られました。しかし、そんな時間は長く続きません。プログラムが始まるとすぐに、講師のSaraが席順をシャッフル!初対面のメンバーと3〜4人のグループを組み、自己紹介が行われました。このように、コンフォート・ゾーン(心地よい環境や状態)にとどまることが許されないのが、リンガフランカ・イングリッシュキャンプです。

新しいグループで自己紹介を終えた後も、コンフォート・ゾーンには戻れません。今度はランダムに組まれたペアで、オールイングリッシュによる自己紹介に挑戦しました。話したことのない相手と、いきなり英語で話さなければならない状況に戸惑いながらも、知っている単語をつなぎ合わせて一生懸命に自分を表現していました。何度も繰り返すうちに次第に声も大きくなり、英語を話すことへの抵抗感が少しずつ薄れていく様子も見られました。

参加者同士の自己紹介タイムが終わると、講師Saraと4人の学生メンターによる自己紹介の時間です。参加者は小グループに分かれ、メンターの生い立ちを聞いたり、気になったことをたくさん質問したりしました。小グループとはいえ、手を挙げて質問することに抵抗を感じる参加者も少なくありません。「発言したいけれど恥ずかしい…」、「質問したいけれど、どう言えばいいのか分からない…」という葛藤がひしひしと伝わってきました。

メンターの自己紹介を聞き、3日間の目標設定をしたあとは、待ちに待った夜ご飯の時間!豪華なメニューに、みんなテンションは最高潮。美味しいご飯で、1日目の疲れを癒やしました。

食事のあとは、1日の振り返りタイム。真剣に振り返りシートを記入していると、外から突然「ドーン!」という音が。カーテンを開けてみると、大きな花火が夜空に打ち上がっており、まるでみんなの頑張りを讃えてくれているようでした。

振り返りを書き終えたあとは、講師Saraの話を聞く時間。成績優秀で飛び級を経験したSaraですが、実は学生時代に葛藤を抱えていたこと、リンガハッカーズに出会って教育に魅力を感じ、教師を志すようになったことなど、Saraの話に参加者全員が真剣な表情で耳を傾けていました。

2日目:世界各国の教育・学校のあり方を学び、理想の学校を創造しよう!

2日目からは、今回のキャンプのテーマ “What does your dream school look like?”に関する学びが本格的に始まりました。

アメリカ、ネパール、バングラデシュ、イギリス、そして日本の教育や学校のあり方について学び、興味を引かれた点、日本との共通点・相違点、もっと知りたいことなどを自分の言葉でまとめました。バングラデシュの学校が正午に終わること、アメリカではレベル別にクラスが編成されること、イギリスではクラブ活動が昼休みに行われることなどを知り、驚く様子が見られました。

午後は、お楽しみのスカベンジャーハント(与えられたお題を集めるアクティビティ)!グループ写真や笑っているメンターの写真など、指示された8つの写真をグループで協力して集めました。晴天のもと、各グループが楽しそうに写真を撮る姿が印象的でした。

スカベンジャーハントでリフレッシュした後は、いよいよ、理想の学校を作るための話し合いに入ります。今通っている学校の好きなところ・嫌いなところ、各国の教育で面白いと感じた点などを切り口に、自分なりの理想の学校を言語化していきました。「今の学校や教育を変えたい!」という参加者がいる一方、「今の学校と似た学校をつくりたい」という参加者も。また、「こんな学校があればいいな」と思いながらも、うまく言葉にできない参加者もいました。意見の相違でなかなか話し合いが進まないグループもありましたが、メンターの力も借りながら丁寧に考えを深めていきました。

夜の時間は、「人間知恵の輪」で大盛り上がり。活発に話し合いながら、見事に成功させるグループがいくつも現れました!参加者同士の中が、さらに仲が深まったひとときでした。

そして1日の締めくくりには、再びSaraからのメッセージを聞く時間がありました。「鳥が自分の羽を信じてどんな枝にも止まるように、自分を信じて飛び立ってほしい」。そんな熱いメッセージを受け取り、2日目が終了しました。

3日目:参加者全員がオールイングリッシュで考えを伝えた圧巻の1日

あっという間に最終日。午後には、いよいよ理想の学校についてグループでの発表を行います。

午前中は、発表に向けた最終準備にたっぷり時間を使いました。緊張した面持ちでスクリプトを覚えたり、ロゴの仕上げをしたりと、それぞれ集中して取り組んでいました。発表直前には、お互いの発表を聞き合い、フィードバックし合う姿もみられました。また、自らメンターのところに来て「ちょっと聞いてください!」と練習を申し出てくれる子もいて、その意欲には驚かされました。

準備時間はあっという間に過ぎ、お昼のカレーでエネルギーをチャージ。そして、いよいよ本番へ。自分たちの理想の学校について、①ミッション、②ユニークな点、③ロゴという3つの観点から、全員がオールイングリッシュで力強く発表してくれました。アメリカのシステムに倣い、レベル別のクラス編制を提案したチーム。先生専用の休憩スペースを設け、教員にとっても働きやすい学校を目指したチーム。自分たちで校則を作ることができる学校を考えたチームもありました。「本当はこんな学校だったらいいな」という漠然とした想いを、言葉とビジュアルで具体的に表現する姿は圧巻でした。

リンガフランカ・イングリッシュキャンプのここが魅力!

LinguaHackersのリンガフランカ・イングリッシュキャンプは「英語を学ぶ」キャンプではなく「英語で学ぶ」キャンプです。毎回、興味深いテーマが設定されており、過去には「国旗を通じて世界の歴史・文化を学び、自分を表現する旗を作成し、英語で発表せよ!」や「2100年の未来の街をチームで想像せよ!」といったテーマで開催されました。(過去のキャンプレポートはこちら→2023年夏/2024年春)

「英語で学ぶ」とはいえ、「英語を学ぶ」要素も散りばめられているのが、このキャンプの魅力です。アクティビティ中に分からなかった単語を調べたり、発表用のスクリプトを作成する際にメンターと文法を確認したりと、自然な形で英語の学びが生まれます。今回は、自己紹介ビンゴ(ビンゴゲームをしながら自己紹介をするアクティビティ)で使用したシートの表現を疑問文に書き換え、「合っている?」と見せに来てくれた子もいました。一方的に知識を与えられるのではなく、「こう言いたい」「これで合っているのかな」という思いから生まれる自律的な学びに溢れているところがこのキャンプの特徴であり、最大の魅力の1つです。

たった3日間。けれど、そのどこかで感じた「知りたい」「学びたい」という思いが、英語学習に対するモチベーションを爆発させるきっかけになり得ます。ぜひそんな貴重なきっかけを得るための非日常体験を、私たちと一緒にしてみませんか?

次回のキャンプは7月27日〜29日に長野で開催されます。たくさんのご参加お待ちしております!
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