英語力を伸ばすのに必要なメンターの存在とは? 〜リンガハッカーズがよく分かる①〜

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英語力を伸ばすのに必要なメンターの存在とは? 〜リンガハッカーズがよく分かる①〜

アジアNo.1英語教師は、オンライン英語学習プログラム”リンガハッカーズ”にどんな英語教育の理想を詰め込んだのか?
プログラム開発責任者の嶋津に様々な角度からインタビューしながら紐解いていく本企画。

記念すべき第1回のテーマは英語力を伸ばすのに必要な「憧れ」の存在”グローカルメンターズ”とは何なのか?です!
本記事では、グローカルメンターズ・Nanakaに、インタビュアーをしてもらいました!

第2回はこちら:世界で通用するために必要なのは、英語力だけではない。真に必要な7つの力とその習得方法とは? 〜リンガハッカーズがよく分かる②〜
第3回はこちら:世界に通用するには英語力だけでは足りない!教養を身につける”グローカルテーマ”とは? 〜リンガハッカーズがよく分かる③〜

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Nanaka Sugaya

国際基督教大学の大学4年生兼大学院1年生。タクトピアではグローカルメンターとして授業運営や教材開発などに携わっています。
7年間の中国在住経験から、政治間と市民間で大きな違いに気付かされて日中関係に興味を持ち、国際関係を専攻している。義務教育で通った学校数は6校。他国の人と英語で会話ができることが不思議で、見たことのない世界を知ることができることに感動し英語を勉強し続けている。いつか英語圏で暮らしてみたい…

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Hi! 今年の8月下旬に新しくグローカルメンターになりました、ななかです。今回は、嶋津さんにグローカルメンターについて新メンバーの視点から聞いてみたいと思います。

ななか:リンガの「グローカルメンター」って、どんな役割の人なんですか?

嶋津:一言でいうと、ロールモデルで憧れとなる「ちょっと年上のお兄ちゃんお姉ちゃん」

リンガの授業では、リンガコーチと呼ばれる講師役の方以外に、メンターも授業に一緒に参加しているんだよね。メンターは、授業中に出た重要表現の紹介をしたり、生徒が困っていることはないか、ちゃんと学んでいるかを確認したり、授業後に生徒の相談に乗ったりしていて、先生というより先輩という感覚だね。

ななか:コーチの授業とは別にメンターも授業をやっていますよね。

嶋津:そう。月4回の授業のうち、コーチの授業が2回、そしてメンターの授業も月に2回あって、コーチの授業で学んだ英語表現の実践や、より流暢に英語を使いこなせるトレーニングをメンターにやってもらっているよ。プロの講師から学ぶことと、ちょっと年上の先輩と学ぶことを融合させている感じだね。

 

ななか:運営業務の方はどんなことをしているんですか?

嶋津:生徒が授業に参加しやすく感じたり、理解が深まりやすい教材を開発したり、オンライン課題の配信を行っていたり、全般的な学びのサポートをしてもらっているよ。メンターの週次ミーティングでは、メンター同士で情報交換して、生徒が困っている問題の解決策を検討したり、メンターがお互いに授業のフィードバックをしたりして、生徒の学びの最大化を全力でサポートすることが基本的な運営業務だね。

 

ななか:ミーティングに参加して驚いたことは、メンターが生徒一人一人の名前を覚えていて、授業でできたこと、できていなかったことを共有できていることでした。授業後の時間でも、授業でできなかったことを自ら相談したり、メンターの経験について聞いていたり、全く違うトピックで盛り上がったりしていて、仲のいい部活みたいな関係だと思っています。

次に聞きたいのは、グローカルメンターに求める要素についてです。どんな人たちがグローカルメンターとして採用されているのでしょうか?

嶋津:まず日英バイリンガルであること。やはり英語学習プログラムだからその点は必須かな。それに加えて、憧れになる存在であること。あとは、リンガの授業では学術的なトピックを扱っているから、大学での専攻分野について中高生にわかりやすく語れたり、日本だけでなく世界のことを知っていたり関心がある人だね。

結果的にいろんな体験をしてきていたり、バックグラウンドを持っていたりする優秀な人が集まってくれて、生徒の学びにポジティブな影響をもたらしていると思っているよ。こんな多様で優秀なお兄さんお姉さんに日常的に会うなんて僕の時代には考えられなかった。

 

ななか:グローカルメンターについて話す中で「憧れ」という言葉が出てきていますが、なぜ「憧れ」が大切なんでしょうか?

嶋津:言語学習って、相当な労力が必要で、単純に言われたことをやるのって難しいし、長続きしないんだよね。莫大な時間がかかるし、相当のやる気がないとできない。そのやる気に火をつけてくれるのがやっぱり「憧れ」なんだよね。生徒が、ちょっと年上の先輩であるメンターの日英織り交ぜて議論する姿を見ることで、自分の将来像を具体的にイメージできたり、あのメンターみたいになりたいって思えるようになるんだよね。なぜ英語を学ぶかの意識づけにもなるし、自分から学ぼうとする意欲が湧くよね。自分も将来こんなにできるようになるんだって。

 

ななか:なぜ英語を学ぶか、ですか。確かに受験勉強を突破する以外の目的を探すのは難しいですよね。身近で歳が近くて英語を使って活躍するメンターがいれば、単に英語を学ぶだけでは終わらないってことですね!ちなみに、なぜ「グローバル」ではなく「グローカル」メンターなんですか?

嶋津:グローカルっていうのは、グローバルな視野や考え方を持ちながらも、自分の地元や身近なことへの理解や貢献意欲が強いローカルとグローバルを掛け合わせた造語。リンガの生徒には、自分の考え方の軸やバックグラウンドを理解した上で世界へ行ってほしいと思っているから、メンターにもグローカルであることを求めてる。自分がそうだったから分かるけど、同じ地元から海外へ羽ばたいて、英語で議論していたり考えを述べている先輩の姿を見たら、自分もあんな風になりたい、そしてなれるんだ、という自信にも繋がるんだよね。

 

ななか:自分のアイデンティティーを持つことは大事ですよね。私も中国にいたときは、日本のことをもっと知っていれば、と思ったことが何度もあります。日本に住んでいながら、いろんなメンターの経験を聞けて、自分の意見をじっくり話す機会があって、真剣に聞いてくれる仲間がいったら、世界が変わると思います。

インタビューを終えて

今回、グローカルメンターについての話を聞いて、私自身を支えてくれた先生のことを思い出しました。

実は私は日本語と英語がどちらも中途半端であることにコンプレックスがあり、以前は将来に不安を感じていました。その先生は海外で活躍されているのですが、過去には私と似たような苦労をされていたようです。先生に相談に乗ってもらい、考え方を聞くことで、私は不安や困難に対処するヒントをもらったり、前を向けるように勇気づけてもらったりしていました。

今回のインタビューで嶋津さんの話を聞いていくうちに、先生のことをふと思い出して、グローカルメンターとは、私にとっての先生のような存在なのかなと、自然と理解できたように思いました。

これからは、私自身がリンガのグローカルメンターとして生徒の悩みや希望を受け止め、未来に向かってサポートできるよう頑張っていきたいと思います!

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