嶋津初の一般書籍『アジアNo.1英語教師の超勉強法(DHC)』の一部をご紹介します!⑤

コラム
嶋津初の一般書籍『アジアNo.1英語教師の超勉強法(DHC)』の一部をご紹介します!⑤

タクトピアの英語教育エキスパート・嶋津幸樹が初の一般書として執筆した『アジアNo.1英語教師の超勉強法(DHC)』。高校生時代のホームステイ先での厳しい体験がきっかけとなり、高校生ながら英語塾を起業、独学でIELTS 8.0を獲得、オックスフォード大学ロンドン大学(UCL)の修士課程にダブル合格、そして世界最大の教育会社Pearsonが主催するELT Teacher Award 2017でアジア・オセアニアから唯一受賞…と輝かしい人生を残してきた嶋津そんな嶋津の実は波乱万丈な人生ストーリーと、英語の学習法がギュッと詰まった本書籍の一部をご紹介します。ます。


「教えることで学ぶ」は理に適っている

「密塾」で僕が体感した、「人に教えることで自分の成績が伸びる」という不思議な現象は、科学的にも理に適っていることがわかっています。
そう、有名な「ラーニングピラミッド」です。 50年以上も前にアメリカ国立訓練研究所が発表した研究では、講義を聞いたり読書をしたりするよりも、議論をしたり学んだことを実践したりするほうが定着率も 高く、その中でも「人に教える」ことで定着率が %にまで上がることがわかって います。教えることを前提に学習する。人に理解してもらうためには自分が先に理解しなければならない。この予習段階での学びが主体的な学びとなるのです。

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学びの主人公になる

誰かのために何かを教えるとき、自分自身が没頭し、夢中になっていることに気付 きます。教えるということは知識を受け取る側が学ぶことが前提ですが、実は教える人こそが主体的になり、「学びの主人公」 になるのです。

僕は学びというのは自己中心的であるべきだと考えています。自分の脳に刺激を与えて自分が学びたいことを追究する。これは他人事では機能しません。17世紀のフランスの哲学者ルネ・デカルトは「コギト・エルゴ・スム(我思う、ゆえに我あり)」という言葉を残しています。自己中心的な学びとは他人の気持ちを考えず自分の思い通りに行動する、いわゆる自己チューとは違う。自我と向かい合いながら学びの本質を追究することなのです。

学びの主人公になるためには、自分を客観的に見つめ直す自己分析から始まりま す。そして自分が興味を持ったことを探究し、極限まで思考することで自分を理解することに繋がります。天職に出会うための基盤となる知識や経験を積むことで自分の意思で選択し、自分の未来を切り拓いていくことに繋がると信じます。

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「恩返しの精神」で「教えの連鎖」「学びの連鎖」が起こる

日本には恩返しという心の習慣があります。日本の童話でも「浦島太郎」や「鶴 の恩返し」に代表されるように誰かに何かをしてもらったらその人に恩を返すのが情とされています。「教えることで学ぶ」も、実は日本人の精神に合った学習法なのではないかと考えています。

人に教えることの本質は、単に持っている知識を人に伝える「知識の伝達」では ありません。何かを教えてもらった人は「互酬性の原理」により、次はこの恩を次 の世代に伝えたいと思うようになります。こうして「恩」の連鎖が起き、「教え」 の連鎖が起き、「学び」の連鎖が起こる。愛情のこもった「教え」がよい連鎖を起 こすのは、日本ならではの部分も大きいと僕は感じます。

「教えることで学ぶ」に隠された意味のあるやりとり

教えることで学ぶということが最善の学びであると信じています。
しかし、これまで人と人とが教え合い学び合うやりとりを観察している中であることに気づいたのです。

本質的な学びは教えることではなく、人と人との意味のあるやりとりにあったのです。「はじめに」で紹介したナユさんのストーリーを思い出してみてください。イングリッシュキャンプで海外大学生はナユさんに寄り添い、同じ時間を共有し、適切な言葉を選び丁寧にコミュニケーションをとっていたのです。するとナユさんは海外大学生に感謝を伝えたい、想いを伝えたいという気持ちが芽生え行動に移したのです。

これは生まれたばかりの赤ちゃんと母親のコミュニケーションに似ていると思うのです。心から共感して心から繋がるその瞬間、本当の学びが起きるのです。この意味のあるやりとりこそが学びの本質なのです。

引用:アジアNo.1英語教師の超勉強法 P182-186


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